Identity

わたしにしかできないこと

生まれた子たちの記録

はじめに

こちらの記事は、CCS†裏† Advent Calender 2019 12/12 の記事です。

adventar.org

前日

nocreatenolife.hatenablog.com

 

 

挨拶

CCS17のマナ板です。もう役職も引退し、3年生も終わり頃……時が流れるのは早いですね。

1年生の頃にCCSの門を叩いたあの瞬間を結構覚えています。すごく緊張しましたから。

 

ということで、今回はCCSでの活動記録的なアレで過去に作ったゲームを並べてみようと思います。そんなに多くもないし、大したものはないんですが、まぁ一応頑張ったということで(?)

 

どれも色々な方に助けていただきながらなんとか完成まで持っていた子達ばかりなので、皆様への感謝の意も込めて、ということにします。

ゲームの内容というより思い出話の方が多いのでとても個人的な話になりますが、お付き合いください。

 

過去生まれた子たち

王国の秘宝

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使用ライブラリ:Dxlib

音屋:珈琲王子

グラフィック:キャサリン

 

2人対戦のパズルゲーム。

交互に数字を選んでいき、足したり引いたりしながら、目標の数値に近づけていく。ただし、1Pは2Pの選んだ数と同じ列から、2Pは1Pの選んだ数と同じ行からしか選択が出来ない。

 

マナ板が人生で初めて作ったゲーム。

CCSに入ってC言語講座を「お、女の子居らんし……喋る人も居らん……無理…………こわい…………」と言いつつ最後まで受けきり(実際C言語講座で講師以外と喋ったのは2度だけだったし、講師と話したと言っても演習問題の結果を確認していただいただけというアレ)、夏まで息を潜め、CCS夏合宿に行ってなんとか馴染み、Dxlibに触れ、そして大学祭に向けたゲーム制作会に参加した。そこで作った。

ちなみにゲー制会に申し込むのはめちゃくちゃ勇気が必要だったんだけど、「ここで行かなきゃ女が廃る……!」という覚悟だった。実際あそこでゲー制会行かなかったらCCSやめてただろうなと思うし、大学めちゃくちゃつまらなくなってたと思う。偉い。人生で1番偉かった瞬間だよ多分。知らんけど。

 

1年の9月中旬にDxlibを教えていただき、某王子という最強のDTMerとチームを組んだ。10月初めの中間発表に向けて「きっとみんな凄いのを作ってくる……中間発表までにだいたい完成させておかねば恥をかく……!」という勢いでせっせと進捗を生んだ。

このときは全てmain関数内に書き連ねていて、あとで先輩や同輩に笑われて必死に書き直したのを覚えている。だって関数とかよくわかんなかったんだもん……。

 

色んなミスやエラーをちまちまと潰しながらなんとかそれっぽい状態にして中間発表に持っていった。「きっと完成間近の人も居るんだろうな……」とドキドキしながら行ったら、ほぼどの班も進捗ダメです状態でめちゃくちゃビックリしたのを覚えている。今思えばあのときの私の進捗の生みは素晴らしかったなと()

某国の王子から素晴らしい曲と、神絵師先輩から素晴らしいイラストをいただき、「王国の秘宝」は完成した。なんとも素材陣が豪華である。いやほんまにありがとうございました。

 

初めてのゲーム制作は「すげぇ!!!なんか書いたら動いた!!!えぇ!!!すげぇ!!!楽しい!!!!!!」が感想。

 

大祭で無事たくさんの方に遊んで頂き、色んな感想をいただいて非常に嬉しかった。

 

Circular Motion / Circular Motion 2

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使用ライブラリ:Dxlib

 

自機も的も円運動するシューティングゲーム

無印は相手からの攻撃もないし、ただの的当て状態だった。2になってそれっぽい攻撃を出してそれっぽい感じにした。

 

これはフリ素を使いつつ一人で作った。

1年の冬コミ(無印)と、2年新歓(2)で出した。

 

元々ゲームを作る動機として「『物理学』を楽しめるものを」というのがあったので、とりあえず物理といえば円運動かな?みたいな()

当時多分力学基礎で円運動やら楕円運動やらを学んでいたのもあるし、ある意味色々と遊び方は考えられたので組めそうなルールを円から考えればいいんじゃないかなぁと気軽に決めた。

円運動が決まってから、シューティングにしようとなるまではいくつかボツ案を経ているんだけどここでは割愛する。

まぁ結局あまり物理らしいゲームにはならなかった。

 

色々と円運動させて、ゲームとしてそれなりに面白いかつ見た目が美しい(面白い)動きを作りたいなと思ったが、センスが無くて難航した。

完成品として提出した今も、もっと良いデザインがあったんじゃないかなぁと思っている。こればかりは時間の無さも相まってダメだった。残念。ゲーム全体の色味とかはそれなりに気に入っているんだけど。

もうちょっと出来ることがあったんじゃないかなと思うので、またいじってもいいかもしれない。

ってかこれを書いているうちに、色々思いついたのでいじりたくなったな。

 

余談だが、円運動する的のclass名がPlanetやSatelliteなのはちょっと気に入っている。

 

A Charged Particle / A Charged Particle ±

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使用ライブラリ:Dxlib

BGM:みやこ

 

平行極板間を運動する荷電粒子をモチーフに作った横スクロールアクション。

クリックすると上下の極板の電位が切り替わり、荷電粒子にかかる力の向きが変わる。それを利用しつつ、障害物にぶつからないよう長く進むのが目標。

ちなみに障害物は全て導体から出来ていて、障害物のある部分の電場は強くなっている。アイテムをとるとスコアが増える代わりに電荷が変わったりする。

 

やっぱり物理で作りたくなったので高校物理の教科書を引っ張り出し、力学はやったから他の分野で……とパラパラめくってるうちに思いついた。

高校の頃は電磁気の範囲がめちゃくちゃに好きで、特にコンデンサは電子部品としても愛らしくて好きだったのもあって「絶対かわいいゲームにしてあげるからね……!」というお気持ちだった。

 

デザインが壊滅的で、もうどうしようもねぇ……となってTwitterにいくつか投げてアドバイスを貰いながらそれっぽくした記憶がある。

たくさんの人に支えられてウチの子はいつも生まれています。ありがとうございます。

BGMもTLで音屋を募集した。

 

初めは2年の夏コミに出したのかな……?

2年の大祭でも出したところ、操作とルールが遊ぶ分には単純だったのか、小学生たちに大人気だった。だいぶ嬉しかった。

それから色々とアドバイスをいただいて±の形にアプデして冬コミにも提出。

それなりに気に入った作品かなぁ。

 

物理数学演習Ⅰ

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使用ライブラリ:Dxlib

企画・BGM:みやこ

 

1次の係数から順に決めていき、お題の関数に近い関数が出来たら高得点。

要はテイラー展開をするゲーム。

 

2年の夏休みも終わり頃、案もないまま大祭ゲームを作らねば……という焦りだけがあったところに「こういうゲーム誰か作って欲しいんだけど」というツイートをTLで発見して飛びついた。

 

原案が具体的かつわかりやすかったのもあって、数日のうちにメインのゲーム画面はそれなりに整えてしまった。企画者が偉い。

いやぁ……いつの間にかオシロスコープになってたなぁ……。

企画者に見せつつ作ってたので、それまでみたいに適当に仮素材置いて……とかはせず、初めから色なり図の配置なりをきちんと決めてしまうようにした。

というか、全部Dxlibで図形描画してるだけだから初めから色とか決めちゃった方があとで調整する虚無タイムが減るからサクサク作れるのでは?となった。実際そうだった。1番制作時間短いと思う。

制作時間が短かった理由はもうひとつあって、原案が自分じゃないから「このゲームホンマに面白いんか……?」という自問タイムがほとんどなかった。どっちかって言うと「より良くするにはどうしようかな?」みたいなのを考える方が多かったので楽しかった。

 

タイトルは結構決まるまでにどうしようかって悩んだ。「物理数学演習Ⅰ」ってのは(今はなくなったけど)実際に物理学科の科目としてあって、コレが決まるまではわりと早かったんだけど日本語だとゲームのタイトル画面に入れるにはちょっとな……と。

色々試してもしっくり来なくてヤケになった私が「Buturi Sugaku Ensyuu」と打ち込んだら、企画者のツボにハマったらしく、じゃあコレで!wと。

 

これも2年の大祭で出した。理系の皆さんが結構楽しんでくれたみたいで嬉しかった。

 

Ray

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使用ライブラリ:Siv3D

音屋:眠りの微積

グラフィック:マンクション

 

レーザービームが屈折したり反射したりするシューティングゲーム

 

なんかこう……地球防衛するゲーム作りてぇな……!って思って作った。

何がキッカケだったか全然思い出せないんだけど「ん?大気って宇宙側の方が薄いんだから光飛ばしたら屈折するのでは?宇宙からの敵と地上から戦うならそれを考慮に入れるべきでは?」とふと思ったんだよね、ふと。

 

実際はもっと色々考えなきゃならないことはあるんだと思うし、当時調べたときは色々出てきた気がするんだけど、まぁ「大気差」とかでググればそれっぽい説明が得られたりするのでそういうことで(?)

ゲームみたいに不連続的に屈折するわけでもあんなに曲がる訳でもないんだけど、まぁ「屈折」と「反射」を楽しんで欲しいなと思ってああなった。

 

屈折するビームの描画があまり気に入らない形になってしまったのが残念なので、もっとやれることはあったんじゃ……と思っている。

3年新歓で出したけど低評価コメもそれなりに貰ったし(楽しんでくれた方も居たが)、自分でも色々直したいなぁという部分はあるので……いつか……暇があれば……。

発想自体は好き。それなりに頑張った部分もある。全然評価されたところではなかったので頑張りどころを間違えただけ。

 

素材屋たちには締切前に無理をさせたなぁという気持ちがあるので申し訳なさと圧倒的感謝を述べておきたい。ありがとうございました。

色々と反省のある作品ですね。

 

Dr. Brown

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使用ライブラリ:Siv3D

BGM:やまむー

 

ブラウン粒子をできるだけ中央で、できるだけたくさん撮影するゲーム。

 

物理学実験でブラウン粒子を動画で撮影して解析するみたいな実験があって、先生がそれなりに好きだったのもあり、「ブラウン運動をゲームにしたい!」というだけで作った。

学科民に色々相談しながらルールなどなどを決めた。わりとボツ案が積まれた方。

 

ブラウン運動を扱ってる部分は実はちょっとまずかったりしなくもないんだけどまぁ先生に同じようなコードをレポートとして提出したら大丈夫そうなこと言ってたし大丈夫……(ダメ)。

 

1番苦労したのは撮影するときのシャッターの描画で、どうしよう〜〜と1,2週間いじった。

これはわりと褒められたりしてちょっと嬉しかった。頑張ったところ褒められると嬉しいよね。

 

BGMは大祭前日に「誰かBGM制作RTAするやつおらんー?w」つったら数時間後に神BGMが送られてきて「???????」になった。彼はすごい。ほんとに。ありがとうございました。

 

おわりに

こんなもんかな。

大体作り始めたら提出できる程度にはもっていった気がする。途中で折れるとそのあと苦しいから。

 

自分は運が良くて、特に人間には恵まれるタイプなのが良かったらしい。CCSじゃなかったらきっとどこかで折れていたし、たぶん1作目が生まれなかった。ありがたい限りです。これを読んでくださっている皆様に圧倒的感謝。

 

次はどんなゲームを作ろうかなぁ。

明日は四季くんの記事です。